こんにちは!
今回は3つのポイントを踏まえて、埼玉県深谷にある旧煉瓦製造施設、日本初の民間鉄道専用線廃線跡へ皆さまを旅にお連れいたします。
本日も何卒よろしくお願いいたします。
①深谷はレンガで有名な街!
②案外使えるくるリン号!
③【廃線跡歩き】日本初の民間鉄道専用線
それでは、深谷の旧煉瓦製造施設・日本初の民間鉄道専用線廃線跡へ行きましょう!
①深谷はレンガで有名な街!
深谷は深谷ねぎで有名ですよね。マスコットキャラクターもねぎをモチーフとしたふっかちゃんと言います。ただ、深谷はそれだけではないんです。深谷はレンガの街なんです!
赤レンガで有名な東京駅駅舎についても、ほとんどの赤レンガが深谷で製造されたものなんです!
街中を歩いていても、レンガ造りの建物やレンガ調タイルを用いた建物をとても多く見かけることができますよ。
これは、深谷に煉瓦製造施設があったためなんです。
しかしながら、煉瓦製造施設はもともと深谷にできる予定ではありませんでした。千葉県の君津にできる予定だったんです。これは、煉瓦製造会社への出資が一番多かった政治家の出身地が君津だったためです。ところが、君津に工場を造ろうとしたものの経営がうまくいかず、渋沢の手に渡り、深谷に工場ができることとなりました。
旧煉瓦製造施設では6つの大きな窯でレンガを製造していました。そのうちの1つは現在も残っています。現在、耐震工事のため見学はできないのですが、見学再開となったらぜひとも見に行きたいところです。
旧煉瓦製造施設にある日本煉瓦資料館では、工場の様子や歴史、レンガ製造について展示がされています。ガイドさんも数名おり、とても丁寧に解説や興味深い話をしてくれます。入場料が無料なのに、質がとても高いです!滞在時間は1時間ほどで一回りできます。
【基本情報】
開館日:土曜・日曜
開館時間:9:00~16:00
入館料:無料
②案外使えるくるリン号!
くるリン号は深谷市のコミュニティバスの愛称です。
深谷駅を中心として、北部・南部・西部・東部に路線が伸びています。
その中でも北部シャトルは深谷観光に十分使うことができます!
特に、旧煉瓦製造施設へのアクセスとしての利用がおすすめです。
旧煉瓦製造施設のアクセスについてHPでは、車のアクセスか、駅から4㎞ということしか記載されていません。駅から4㎞…ちょっと歩くには遠いですよね。
(実際は次の章で記載する通り、この4㎞に見どころが詰まっていて歩いていくのも楽しいですよ。)
そこで使えるのが、くるリンの北部シャトルなんです!
深谷駅から乗車し、「せきね商店前」バス停で下車すればそこは旧煉瓦製造施設の目の前です!
とうことで、旧煉瓦製造施設のアクセスについては、次の通りです。
【アクセス】
・深谷駅から4㎞
・深谷駅からくるリン北部シャトルに乗車し、「せきね商店前」で下車、そこから徒歩0分!
是非、旧煉瓦製造施設にバスでもアクセスできますので、訪問の際にはご検討ください。
③【廃線跡歩き】日本初の民間鉄道専用線
煉瓦製造施設で製造されたレンガは付近の小さな川から利根川を経由して船で東京方面へ運搬していました。途中途中で工員が船から別の船へ積み替えしながら東京方面へ向かっていたようです。
ところが、大規模な碓氷峠の工事に借り出され、多くの積み替えを担当していた工員が少なくなってしまいました。また、船での運搬は一度に運搬できる数量が限られている、積み替えが必要など非効率でもありました。
その当時は既に(現)高崎線が開通しており、深谷駅まで向かえば東京方面へ線路がつながっていることから、煉瓦製造施設から深谷駅まで日本初の民間鉄道専用線を敷設することとなりました。
渋沢栄一はかねてより船運は効率が悪く時代に遅れることになるから、鉄道で運搬するべきと言っていました。渋沢栄一の将来を読む力がとても優れていたことを感じるエピソードです。
現在では、この専用線は廃線となっており、遊歩道が整備されています。深谷駅から煉瓦製造施設まで4㎞、約50分ほどの道のりですが、先ほどのバスと合わせて是非この遊歩道も歩いてみてください!
今回は深谷駅から旧煉瓦製造施設へ遊歩道を歩いてまいります。
今回の旅、いかがでしたでしょうか。また皆さまと一緒に素敵な旅をできればと思います!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
案外イケてる!交通の旅。
cooltrip/クルトリ