JR成田線で行くcoolな成田旅!我孫子駅そばと成宗電気軌道廃線跡と参道をめぐる。

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coolな旅シリーズ
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こんにちは。

本日は柏駅に来ております。
これからJR常磐線に乗車し我孫子駅へ、我孫子駅からはJR成田線で成田へ向かいます。

柏は千葉県人口5位の市町村で、JR常磐線と東武アーバンパークラインが乗り入れています。

ただいまの時刻は11:30頃です。
我孫子駅にて有名な唐揚げそばを食べてから成田へ向かおうと思います。

本日もよろしくお願いいたします。

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旅のスタート

常磐線特別快速の並び

柏駅での次の発車はちょうど特別快速の土浦行きでした。

特別快速は次の我孫子には停車いたしません。そのため、次の列車を待つことにします。

常磐線は次(2022.3)のダイヤ改正でかなり大きく変わりますが、
そのなかの一つのトピックが特別快速の大幅減便だと思います。

柏駅は日中毎時32分に上り特別快速が発車、34分に下り特別快速が発車するため、特別快速が並ぶ様子を見ることができました。
(写真左が上り特別快速品川行き、右が下り特別快速土浦行き)

しかしこの様子が見られるのも残すところあとわずかかもしれません。

特別快速の発車を見送ります。

東武8000系の並び

JR常磐快速線のホームからは東武アーバンパークラインのホームを眺めることができます。

見るとちょうど急行大宮行きと急行船橋行きが停車しており、どちらも8000系でした。
8000系にはいつまでも活躍し続けてほしいです。

柏から我孫子までは常磐線快速で一駅ですが、せっかくなのでクロスシートに座りたく、
次の快速取手行きも見送り、その次の勝田行きに乗車して我孫子まで向かいました。

我孫子駅そばを食べる

柏から我孫子までは常磐線快速で一駅5分ほどです。

柏に到着すると、ちょうど成田線が停車していました。
が、この列車は見送ります。

弥生軒外観

我孫子駅で立ち寄る場所といえばここです。

我孫子駅に来たら寄るお店、それは弥生軒です。
ホームにある立ち食いそば屋です。常磐快速線の上りホームに1店舗、下りホームに2店舗あります。

今回は下りホームの6号店にお邪魔しました。

お昼時ということもあり、待っている方もいました。
ただ、立ち食いそばということもあり、回転は速いです。

弥生軒メニュー

弥生軒のメニューはこんな感じです。
とても種類が多いですが、どれも安いです。

そして、なによりも一番インパクトがあって我孫子駅名物なのが唐揚そばです。
弥生軒の唐揚はとても大きいことで有名です。

ほかにも、かけ、月見、たぬきや天ぷらそばなどもあります。
天ぷらそばは食べたことがありますが、天ぷらにつゆがしみ込んでとてもおいしかったです。

さて、唐揚そばが提供されました。

見てください!この唐揚の大きさ!

唐揚につゆがしみ込んでいき、よりジューシーさが増していきます。
とてもおいしくいただきました。

ごちそうさまでした。

成田線に乗車!

成田線は30分に1本の運行です。日中時間帯は2本に1本が上野からやってきて、もう1本は我孫子始発の列車です。

私が乗車するのは、上野からやってきた列車でした。

難読駅名が多い路線

成田線は難読駅名が多い路線だと思います。

成田線の我孫子から成田までの停車駅を見ていきます。
・我孫子(あびこ)
・東我孫子(ひがしあびこ)
・湖北(こほく)
・新木(あらき)
・布佐(ふさ)
・木下(きおろし)
・小林(こばやし)
・安食(あじき)
・下総松崎(しもうさまんざき)
・成田(なりた)

木下や安食、下総松崎などは初見だとなかなか読めない気がします。考えてみたら我孫子も難読駅名ですよね。

成田線は単線

成田線は我孫子~成田の全区間で単線運行となっています。

そのため、途中駅での行き違いが発生しますが、ダイヤがうまく組まれているため駅で長時間待つということはあまりありません。

日中時間帯は、東我孫子、木下、下総松崎で列車交換を行います。

木下駅にて我孫子方面の列車とすれ違いました。

こちらは下総松崎駅での行き違いをした我孫子方面の列車です。

10両編成または5両編成での運行

成田線は10両編成もしくは5両編成で運行しています。

基本的には10両編成ですが、朝の時間帯の一部と、日中時間帯の2時間に1本が5両編成での運行となっています。
5両編成の列車は、すべて我孫子始発/我孫子止まりの列車だと思います。

朝には5両編成+5両編成で10両編成としている運用もしばしば見かけます。
10両編成の列車を常磐線で払い出しており、そうせざるを得ないのでしょうか。私としては、とても興味深い運用だと思っています。

車窓の紹介

成田線は、これといった車窓があるわけではないのですが、私が好きな車窓を2つ紹介いたします。

田園風景(小林~下総松崎間)

まず一つ目は田園風景です。

成田線の近くを利根川が流れていて豊富な水に恵まれているからなのでしょうか。
このあたりは田んぼが一面に広がる風景を見ることができます。

ガラスにスモッグがかかっているため少し色が変わっていますが、田園風景の中を進んでいきます。
この広々とした景色の中を鉄道で走っていくのはとても爽快感があって気持ちがいいものです。

成田スカイアクセス線との交差と成田湯川駅(下総松崎~成田)

もう一つの車窓のおすすめは、成田スカイアクセス線との交差です。

分かりづらいですが、高架橋が見えますでしょうか。

この高架橋は成田スカイアクセス線の高架橋です。
成田スカイアクセス線は東京都心と成田空港を結ぶ京成スカイライナーも走る路線です。

成田線はこの成田スカイアクセス線と交差します。

それもただ交差するだけではありません。
成田スカイアクセス線の成田湯川駅のすぐそばで交差するのです。

成田湯川駅の北側の写真です。手前に道路があるので少し分かりづらいかもしれません。

そして京成スカイアクセス線の下をくぐります。

成田湯川駅の南側です。
こちらにロータリーやバス停があります。

駅がすぐそこにあるのに、成田線はこの付近には駅がありません。
成田線から成田湯川まで行こうと思うと、成田駅まで行き、千葉交通バスで成田湯川駅まで乗車する必要があります。

このなんともシュールな感じが興味を惹きます。
おそらく、このあたりにJR線の駅を整備すると、乗客が成田スカイアクセス線に流れてしまうからではないかと思います。

成田駅に到着!

我孫子駅から約40分ほどで成田駅に到着です。

成田線の佐原・銚子方面と成田空港方面からの線路と合流します。

成田駅は千葉方面・佐原方面・成田空港方面・我孫子方面と4つの方面からの列車が集まるこのあたりでは主要駅です。
そのため、線路が複雑に交差します。

成田駅に到着!

駅名標もおしゃれです。

成田駅に到着したE231系。
折り返し、上野行きの運用になるようです。

成宗電気軌道廃線跡へ

成田駅に到着したところで、それではまずは成宗電気軌道廃線跡へ向かいましょう。

成宗電気軌道とは

成宗電気軌道とは、成田山門前から宗吾霊堂間を結ぶ千葉県で初めての電気鉄道です。
当初は参道に軌道に敷設する予定でしたが、地元の意向をもあり参道を迂回するルートを走行することとなりました。

しかしながら、戦争の激化に伴って、遊覧的な要素の高かった本路線は政府の命令を受け営業停止となり、そのまま廃線となりました。

妖しい道路の名前「電車道」

成田駅前広場では毎時0分に成田祇園祭をイメージした演奏とともに人形たちが踊りだします。

本日はタイミングよくその様子を見ることができました。

成田山参道を横目に、坂を下っていきます。

坂を下って一つ目の信号を左に曲がると左手に「電車道」という看板が。
なんとも妖しい看板です。

この道こそがまさに過去に成宗電気軌道が走っていた場所なのです。

まっすぐと線路が、いえ、道路が続いています。

この電車道という道路の左右どちらとも崖のようになっていますが、この場所は鉄道を敷くために盛土したということなのでしょうか。

この電車道からは、京成本線の高架橋をよく見ることができます。

手前には栗山公園という公園があり、ここにはSLが保存されています。

レンガ造りのトンネル

電車道を参道方面に進んでいくと、レンガ造りのトンネルに近づきました。

こちらが成宗電車第2トンネルです。

後ほど紹介する成宗電車第1トンネルと合わせて土木遺産に認定されています。

少し近づいて撮影します。

第1トンネル第2トンネルとも完成したのは1910年なので、完成から100年以上経つんですね。
100年経っても頑丈で今も使われていると考えると、当時の技術力の高さがよくわかります。

第2トンネルを抜けてきました。
それにしてもレンガ造りのきれいなアーチです。

このレンガ、以前紹介した深谷で造られたものなのでしょうか。気になります。

【観光記】〔深谷〕旧煉瓦製造施設・日本初の民間鉄道専用線廃線跡

第2トンネルを抜けると、左に急カーブします。
ここまで急なカーブはなかなかないですよね。

そして、写真だと伝わりづらいですが、それなりの急こう配となっています。
急カーブ+急こう配、かなり見ごたえのあった路線だったのではないでしょうか。

そして第1トンネルにやってきました。

第1トンネルもレンガ造りのトンネルです。やはりアーチが美しい…

第1トンネルを抜けて振り返ります。

先ほどの第2トンネルもそうですが、トンネルの上部は車が通行できる道路となっています。
トンネルの中もそうですが、トンネルの上部でも生活道路を支えている大切なインフラです。

成田山新勝寺

成田山新勝寺と成田山公園

成宗第1トンネル、第2トンネルを抜けて少し歩くと、成田山新勝寺の総門前にたどり着きます。

成田山新勝寺総門。大本堂へはここから階段を上っていきます。

成田山新勝寺では、大本堂の裏にある成田山公園はおすすめスポットです。
広い敷地の中には遊歩道が整備されており、西洋式の庭園や滝、3つの池まであり盛りだくさんです。

成田山表参道

成田山新勝寺を出たら、帰りは参道を歩いて成田駅に戻ろうと思います。

成田山表参道は成田駅から成田山新勝寺までをつなぐ道です。
沿道には多くの店舗が並んでいます。

成田というと、やはりうなぎが有名です。うなぎ屋も多く店を構えています。

数あるうなぎ屋の中でも有名なのは「川豊」です。
本日は、時間の関係で食べることができませんでしたが、以前食べたことがあります。

うなぎがふわっとしており、たれもおいしくご飯がいくらあっても食べられると思うほどおいしかったことを覚えています。

成田山表参道の様子。
1月ということもあり、混雑していました。

そして成田駅に戻ってきました!
成田駅はとても雰囲気ある建物ですね。

今回の旅、いかがでしたでしょうか。 また皆さまと一緒に素敵な旅をできればと思います!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

案外イケてる!交通の旅。
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